カジノのオッズvs. スポーツベッティングのオッズ

カジノとブックメーカーではどちらのハウスエッジ(控除率)が大きいか気になったことはありませんか?プレミアリーグの試合に賭けるより、ルーレットの方がハウスエッジでは有利なのでしょうか?実際のところ、ギャンブルの大半は個人的な好み次第です。プロのギャンブラーは少しでも有利な状況を作ろうとあらゆる可能性を探るものですが、大半のプレイヤーは楽しむためにプレイするか、運に頼っています。しかしながら、カジノとブックメーカーのハウスエッジの対比は興味深い話題です。

ここでは米国式のルーレットについて考えてみましょう。赤または黒に単発で賭けた場合、ペイアウト率は1:1となります。しかしルーレットの38のスポットのうち2つは緑(0/00)なので、赤または黒に賭けて当たる確率は47.37%です。つまりハウスエッジは5.26%になります。また、米国式のルーレットで「ファーストファイブ(0、00、1、2、3)」に賭けた場合、ハウスエッジは7.89%になります。ベテランのルーレットプレイヤーの大半は、0が1つしかなくハウスエッジが2.70%に抑えられているヨーロッパ式のルーレットを選びます。

驚く人がいるかもしれないスポーツブックのハウスエッジ

では、スポーツベッティングはどうでしょうか?一般的な例として、4月21日開催のFAカップ準決勝、トッテナム・ホットスパーとマンチェスター・ユナイテッドを見てみましょう。Bet365は、どちらが決勝に駒を進めるかというシンプルな結果に対して、スパーズ8/15、ユナイテッド11/8というオッズを付けています。スパーズが勝つ確率は65.2%、ユナイテッドが勝つ確率は42.1%ということになります。

これを合計すると107.3%です。ブックメーカーの専門用語で言うと、この100%を超えた7.3%が「オーバーラウンド」で、これが基本的に胴元の利益になると予想されます。基本的なマージンに関して数学的な説明は省きますが、ブックメーカーの方がルーレットと比較してハウスエッジが大きいということになります。

しかし焦ってブックメーカーのアカウントを削除する前に、スポーツの結果予測は運で決まるルーレットよりも科学的なものだということを忘れないでください。たとえば、スパーズとユナイテッドが前回ウェンブリーで対戦した時は、2対0でスパーズが勝っています。これは今回の結果の予想材料となりますが、ルーレットで前回の結果が赤だったとしても、それが次の結果に影響することはありません。

プロモーションはブックメーカーのオッズを「打ち破る」ための良い手段

当然ながら、ブックメーカーのオーバーラウンドに対抗するための最善の手段は、自分の支出を無くすことです。そこで、あらゆるトップレベルのブックメーカーが提供しているフリーベットを活用しましょう。

ただしサッカーの試合では、スパーズが点取り屋のスターであるハリー・ケインを欠くことになるとか、ユナイテッドはドレッシングルームで監督のジョゼ・モウリーニョと揉めたようだといった実態の掴めない要素を考慮する必要があります。ルーレットではこうした要素が結果に影響することはありません。

私たちはこの話しから何を学べるのでしょうか?すごく重要なことを学べたとも言えるし、無意味だとも言えます。予想しうる結果という点では、ここまでご紹介してきたFAカップの試合で、4-3でユナイテッドが勝つということ(188Betでは、この結果のオッズは340対1です)も、初顔合わせとなった前回の対戦の2-0(10/1)が再び繰り返されることもどちらもありえます。ルーレットでも、赤の「7」が3連続で出るということも起こり得ます。起こりうる結果はそれぞれ若干異なります。

結局のところ、私たちの大半は娯楽として賭けを楽しんでいるので、計算的なことに囚われすぎると楽しさが損なわれてしまいます。 

私は依然として、ギャンブルの中でスポーツベッティングが最高だと考えています。戦略性、そしてお金を稼げる可能性があるということが、スポーツベッティングをプレイし続けたいという私の思いにつながっています。